まずは、各社それぞれオリジナル作業着をどれくらいの納期でつくれるのか比較してみましょう。
一般的な作業着メーカーでは6~8ヶ月が一般的。はやいところで4~5ヶ月、加工できる範囲が少なくスピード仕上げにできる会社では1~2ヶ月でつくれるところもあるようです。
通常の納期としては、オーダー(発注)をしてから約6ヶ月。本生産(縫製に入るまでの段取り)や生地、付属品調達までに時間を要します。 そこから色味などにこだわる場合は、染め工程が加わるので+2カ月ほど要し、トータルで8ヶ月ほどかかることも。
コーポレートカラーを正確に出したいなどのこだわりがある方は、ぜひ早めの依頼を心がけましょう。
最近では海外工場での製造によりコストカットを図る企業も増えており、メジャーな中国のほか、より安価なベトナムやミャンマーでの生産も増えています。しかし中国よりも輸送に時間が掛かるため、輸送だけで1ヶ月ほど要します。 特に感染症対策等で工場の稼働が不安定であったり、春節等長期休暇と重なれば、その分遅延する等、色々な事が原因となり遅れることもあります。
その点、国内生産であれば納期は安定的。その分コストは上がりますが、小ロットユーザーには適しているでしょう。
作業着製作の工程と、企業内で必要な作業をご紹介します。
社内で、作業着への不満や新しい作業着への期待・要望を聞き取ります。実際に現場で作業着を着ている従業員こそ、作業着の重要性を理解しているもの。どんな作業着なら着たくなるのか、快適に仕事ができるのか。そういったポイントを重点的に聞き取りましょう。
ヒアリングや打ち合わせを経て、仕様が固まったところでサンプルを作成し、実際に従業員に着てもらいます。何度もサンプルの作成と試着を繰り返して、最終的な形へと改善を続けることができます。
改善点が解消できたら、いよいよデザイン確定となります。
仕様やデザインが決まったら、あとは工場で縫製が始まります。縫製などの製造工程は、国内と国外の両方で行われています。国内の方が納期の短いメーカーが多いようでした。
縫製が終わり、作業着が会社に届いたところで実際に支給をします。誰もが喜んで着たくなる作業着になりますように!
すぐにでもオリジナル作業着の製造を始めたくなってしまいますが、時間をかけてこそ長く愛されるオリジナル作業着ができあがります。 これからずっと着る作業着だからこそ、「やっぱりこうすればよかった」という気持ちにならないために、綿密な打ち合わせと検討をじっくりしておくことが大切です。
本メディアでは、編集チームが「日本を支える中小企業こそ作業着にこだわってほしい」と考え、中小企業が依頼すべき会社として、小ロットでも作業着にこだわれるオリジナル作業着製作会社を厳選。ぜひ参考にしてみてください。