作業着をリニューアルするうえで意識したいのは、社員・顧客ともに「素敵だ」と評価してもらえる作業着を作ること。
そのために依頼者としてやるべきことは、「作業着をリニューアルする目的の明確化」「自社が一番大切にしている理念・想い」この2つをしっかり製作会社に伝えることです。 それらをデザインに落とし込んだり、今の作業着における課題の抽出は全てプロである製作会社に任せることができます。
そこで今回は、オリジナル作業着を「ブランディングウェア」という呼称で商標登録し、デザイン性の高い作業着を提供している「HARADA株式会社」を取材。
HARADAが初めてオリジナル作業着を導入した解体業者「株式会社シンワ」との打ち合わせ内容を伺いました。どのようなやり取りの中でオリジナル作業着が生まれたのか、ぜひご覧ください。
HARADA株式会社は、オリジナル作業着を導入した会社の企業ブランディングの発信を支援する「ユニフォーマーズ」を運営。
作業着だけでなく、写真や動画撮影などにも事業を広げ、さまざまな形で企業ブランディング強化をサポートしています。
HARADA株式会社が展開するオリジナル作業着ブランド。「誇りを纏う」をモットーに400社以上の作業着を製作(※2022年10月時点)。
企業ブランディングを体現し、作業着を通して従業員のモチベーションを高めることを得意とする。
自社施工を徹底した解体事業を展開。「新たな解体を創造する」を理念とし、「解体技術日本一」を目指す。
従業員が「楽しい」と思え、プライドを持って働けるようにという一貫でオリジナル作業着を製作。
シンワのコーポレートカラーの再現にとことんこだわった一枚。これまでの「暑い」「重たい」「動きにくい」といった不満もしっかり解消されています。
シンワ:オリジナルの本質を捉えて提案してくれたのはOUCさんだけ。
今までもオリジナルのユニフォームを使ってはいたんですが、現場からは「暑い」「重い」「動きにくい」と声が上がっていたので、思い切ってリニューアルを決めました。
HARADAさんを選んだのは一言でいうと、オリジナルの本質を捉えてご対応頂けたから。 「オリジナルユニフォーム」として売り出している会社は他にも数社ありましたが、実際に問い合わせをしてみるとほとんどの会社がパターンオーダーでしかなく選択肢は限られていて、 「生地から染める」、「職種に応じた動きやすさや、生地の選定」など実用的な使いやすさを包括して提案してくださったため依頼しました。
またそれを中小企業に合わせた小ロットにも対応しようと、前向きに対応にしてくれたことは大きかったです。
OUC:運命の電話だと思いました。
ちょうど新しい事業として、オリジナル作業着を作ったら面白いんじゃないかと思っていたところに、シンワ様から1本の電話を頂きました。
「社員が60名だけどオリジナル作業着を作りたい。でもこんな小ロットじゃ対応できないと断られてしまって」と。もうこれは運命だと思いましたね。
また、それなりにお金をかけてオリジナルユニフォームにしたいという社長のユニフォームにかける想いも十分に伝わったので、山口から千葉まで何度も足を運びました。
シンワ:コーポレートカラーのシンワブルーを表現
形はスタイリッシュで、従来のようなだらしない恰好にならないようタイトなスタイルを要望しました。 特に色味にはこだわり、同じコーポレートカラー(シンワブルー)を再現していただきました。
また機能面は、ガス作業などを行ないますので火花に強く燃えづらい、かつオールシーズン使用できる生地でありながら、動きやすさも求めるなど、たくさん条件を提示させていただきました。
OUC:色を3色別染めに。
色にこだわりをお持ちで、時間をかけて何度も試作品をつくり、色合わせをしました。稲垣社長のご要望にお応えしたく3色とも別染めをしました。 シンワカラーにこだわり、ユニフォームに落とし込むことで、ユニフォームの愛着も湧き、社員が誇りを持って着てもらえる事を願っておられたと思います。
また仕事柄、とにかく丈夫な素材にこだわりました。今後マイナーチェンジしていく中で、ストレッチが効いて丈夫な素材に変えていってもいいかもしれませんね。
コーポレートカラーの色出しにこだわった1枚。胸ポケットのフラップ幅を短くすることで、ペン差しとしても使用可能。
チャコールグレーの面積を増やし、パーツ類も同系統のカラーで統一することで落ち着いた印象に。
熱中症対策として全職人に支給。サックスブルーをメインに使用することで、見た目の面からも清涼感を誘うようなデザインに。
OUC:シルエット、配色、マーキングのバランスをスタイリッシュに。
ユニフォーム自体のシルエット(ややタイト目)、オシャレに見える配色の入れ方、立ち襟がスタイリッシュなデザイン、脇の部分が細く見えるデザインプリントマーキングの位置といった 総合的な所でバランスよく考え、全体的にカッコよく見せました。
シンワ:社員も喜んでくれた。
単純に私自身が働く社員に誇りをもって仕事に当たるうえで「かっこいい作業着」と思ってもらえる作業着が完成したわけですが、 それを社員に支給してどのような反応を示してくれるだろうか?喜んでもらえるだろうか?と多少の不安と期待がありました。
しかし実際に支給したところ、社員もとても喜んでくれて安心しました。 色に関しては、何度も何度も重機のオリジナルカラーに近づける為に染め直してくれましたので、バッチリ重機と同じカラーを表現できて嬉しかったですね。
他の作業着にはない新鮮なデザインで、男女問わずかっこいいと好評のようだ。
シンワ:「見られる意識」が芽生えた
まずは、シンワである自覚が芽生えた気がしております。 朝礼会場でもオリジナルカラーで整列する弊社は他業者からも注目を集めるので、ラジオ体操や挨拶など基本的なマナーや仕事に対する姿勢の部分でとても効果的であったと思います。
やっぱり全員が同じ作業着を着て並ぶだけで、社員の士気が高まるんですよね。
着用すると思わず気が引き締まる作業着。
従業員からは「会議の時に、みんな揃ってこのユニフォームを来ている様子は壮観」との声も。
シンワ:チーム力を上げる第一歩
建設業界にはさまざまな問題がありますが、事業主様や元請様に対してチームでいかにお応えするか、ということが根本にあると思います。 そんな時代だからこそ専門業者はチーム力を魅せていけるかが我々にとって大きな差別化となり、お客様に安心を与えるものであると考えます。
専門業者としてチーム力を見せ、他社と差別化することがお客様の安心につながりますから。 オリジナルユニフォームは、その第一歩と捉えて頂ければと思っております。
OUC:困っている中小企業をサポートしたい
シンワ様はオーダー事業を本格的に始めた方が良いですよ!と背中を押してくれました。 社長が言う通り、中小規模でオリジナル作業着の依頼を引き受ける会社が少ないことに困っておられるお客様が本当に多いので、ぜひ一度相談していただきたいです。
作業着には、袖を通すことで潜在意識を変え、仕事や会社に対するマインドを変える力があると思います。毎日着る作業服だからこそ、固定概念にとらわれず、チャレンジしていただきたいですね。
オリジナル作業着を通して社員のモチベーションが上がったお話、いかがでしたでしょうか。まだ「中小企業にオリジナルの作業着なんてもったいない」と思っている方もいるかもしれません。
しかし作業着は会社の顔。お客様や同業者、取引先からの印象を大きく左右し、また従業員にとっては「戦闘服」のようなもの。 会社や仕事に誇りをもつことはもちろん、機能性に長けたユニフォームは作業効率、生産性向上にもつながります。
これからの発展を考えている中小企業だからこそ、オリジナルユニフォームで新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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オーダーユニフォームカンパニーは、オリジナル作業着を導入した企業に向け、中小企業の企業ブランディング強化を支援する「ユニフォーマーズ」サイトを運営。写真・動画撮影や、パンフレット作成も行っています。
さまざまな企業ブランディングムービーが掲載されていますので、ぜひご覧ください。
運営会社 | HARADA株式会社 |
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